高田吉孝のブログ
外貨預金と外貨MMF(金融商品の課税方法について・・・)
前回、外貨MMFの事を書いたので、今回はちょっと金融商品の課税方法などについて書いてみようと思います。
私が前回、外貨MMFのことを書いたのは、円高で、外貨に投資するので(特に為替差益狙い?)あれば、個人的には外貨預金よりも外貨MMFの方がお得ではないかと考えているからです(投資目的や運用期間、課税所得などにより一概に言えませんのであくまでも個人的好みです)。
外貨建ての金利商品には、外貨預金や、外貨MMF、外貨建て利付債などが、ありますが、ここでは、外貨預金と外貨MMFについて簡単に説明してみます。
外貨MMFとは MMFとはMoney Market Fundの略で、公社債等で運用する投資信託のことです。外貨MMFは、外貨建ての公社債等に外貨で投資するものです。外貨普通預金のようにいつでも換金できます。
外貨預金とは、その名の通り、日本円以外の通貨=外貨(米ドル・ユーロなど)で預ける預金のことです
大手都市銀行では外貨預金の手数料が往復2円と高いですが、最近は、外貨預金でも手数料の安い銀行もあります(ソニー銀行は往復50銭)ので、手数料は取引銀行や証券会社を選べば、だいたい同じくらいではないでしょうか(Eトレード証券の外貨MMFの手数料も確か往復50銭)。
金利は、当然違いますが、やはり外貨での投資の場合、なんと言っても為替の変動によるリスクが大きいと思います。長期で考えるなら少し様子が違うかもしれませんが、特に短期で為替差益を狙うのなら、外貨MMFの方が有利(あくまでも利益が出た場合ですが)ではないかと思います。
外貨MMFにかかる税金は 外貨MMFの利子は20%の源泉徴収で課税が終了します。為替差益は「外国投資信託の売買益」となり、「非課税」とされます。その代わり、差損が生じても他の所得から損失を差し引くことはできません。
外貨預金の場合、為替差益は、「雑所得」として確定申告による総合課税となり、高額所得者ほど税率は高くなります(最高50%)。ただし、年収2,000万円以下の給与所得者で差益を含め給与以外の所得が年間20万円以下であれば申告は不要です。
どんな投資にもリスクはつきもですが、金融商品を選ぶときには、手数料や税金についてもよく調べる(よく聞く)ようにしましょう。
金融商品の課税方法については、次回につづく?
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