高田吉孝のブログ

相続とは?を更新しました。

=相続マニュアル= −相続とは? に

●遺贈とは
●死因贈与とは
●相続・遺贈・死因贈与の違い


を追加しました。

遺贈とは

 遺贈とは、遺言によって財産を贈与すること(相続人やその他の人が遺言によって財産を取得すること)をといい、遺言によって財産を与えた人を「遺贈者」、財産をもらった人を「受遺者」といいます。また、遺贈は、包括遺贈と特定遺贈とに分かれており、遺贈は遺留分を害するものであってはいけません。

 包括遺贈とは、遺産の全部とか3分の1というように遺産の割合を示して行う遺贈をいい、受遺者は相続人と同じような地位に扱われ、その割合に相当する遺産の権利義務を承継することになります。したがって、プラスの財産だけでなく債務のようなマイナスの財産も引き継がれます。また、包括受遺者は相続人と同一の権利義務を有することになります。

 特定遺贈とは、この不動産、この株式というように特定の財産を指定して行う遺贈をいいます。一般的にはこの方法により遺言することが多いようです。


死因贈与とは

 死因贈与とは、生前に贈与契約をし、その効力が贈与者の死亡により生ずるものをいいます。死因贈与は、贈与者の死亡により効力が生ずる点で遺贈と似ているので、遺贈に関する規定に従うこととされています。ただし、遺贈は遺言という単独行為によって行われるのに対し、死因贈与は当事者間の契約によって成立するところに相違があります。たとえば、「私が死んだら、あなたにこの車をあげます」などの約束がこれにあたりますが、この贈与は、贈与者と受贈者の間で合意が必要となります。


相続・遺贈・死因贈与の違い

=相続マニュアル= −相続とは をご覧下さい。





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