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高田吉孝のブログ

日経ヴェリタス2008.9.14号 鑑定士118人体感地価「2〜3年は下げ続く」に思うこと…

地価が大きく下落しているのは言うまでもないが、やはり私たちのように相続の現場で、相続税の支払いの為の土地売却など不動産市況の最前線で体験しているものと、取引事例などのデータやそういった現場からの情報で不動産市況を判断している一部の不動産鑑定士さんとは、今の不動産市況の認識におおきなズレがあるようです。

日経ヴェリタス2008.9.14号 鑑定士118人による体感地価によると、足元の地価動向については「やや下落傾向」が5割を占めたとなっているが、私の感覚では「大幅に下落中」と言ったところです。

住宅が売れなくてあちらこちらで分譲マンションや戸建て住宅の在庫が膨れあがり、大幅値引きも珍しくなくなっているので一般の方もようやく不動産が値下がりしていることを感じていると思いますが、値下げが激しいのが相続税の支払いの為に売却される広大な畑や駐車場です。そういう土地を購入するのは、戸建て業者やマンションデベロッパーですが、今の風潮は「安ければ買う」「高値では買わない」「買いたくても金融機関の融資が出ない」と言った状況で、住宅価格の下落に引きずられ日に日に価格が下落している状況です。今年都内では路線価が10%以上上昇しましたが、今では23区内の土地でも路線価で売れないどころか昨年の路線価の水準でも買い手がいないほどです。郊外で人気のないところではもっと厳しい状況で、今年相続が発生した方々は本当に厳しい現実を目の当たりにしています。

9月以降も金融機関の融資姿勢も厳しい状況がつづきそうですし、景気の先行き不安からも住宅需要もしばらく盛り上がりに欠けますのでもうしばらく(特に郊外の)土地の(仕入れ(畑や駐車場の購入))価格も下落基調が続きそうです。ただ住宅購入意欲の強い団塊ジュニア層は、価格が安くなってくれば購入に動くと思われますので、在庫水準が改善されれば今のような異常(適正価格以下)な状況からは脱出すると思います。一般の人が体感する地価の動向と私たちが体感する地価の動向には1年以上の開きがありますので、一般の人の体感地価が「2〜3年下げ続く」のであれば、私たちのような不動産の最前線での体感地価は「あと1年程度の下げ(地域差有り)が続く」と言えると思います。


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