高田吉孝のブログ

東証1部上場アーバンコーポレイションの民事再生法適用申請に思うこと・・・

またしても約1ヶ月ぶりとなってしまいましたが、前回のブログにも書きましたように、マンションデベロッパーや建築会社、不動産会社の倒産が相次いでいます。昨日(8月13日)も全国で不動産開発やマンション分譲を手がけるアーバンコーポレイション(東証1部、広島市)が東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は2558億円と今年最大規模です。08年3月期まで9期連続で過去最高益を更新し黒字だったにもかかわらず、昨年からの不動産市況の悪化により、資金繰りに行き詰まった典型的な例です。
 アーバンコーポは、東京や大阪など都心部で開発した土地や建物を国内外の投資ファンドに売却する不動産流動化事業を展開し業績を拡大してきました。サブプライム問題の影響で投資ファンドにマネーが集まらなくなって物件が売れず、国内金融機関も融資に慎重になっていました。首都圏などの分譲マンションの販売不振、建築資材の高騰と現在の不動産市況の影響をもろに受けた形です。
 先月(7月)には、同じく東証1部の中堅マンションデベのゼファーも民事再生を申請しましたが、この2社については、春頃から資金繰りの悪化がうわさされていました。手元に、新生銀行が6月に発行した「振興不動産会社の破綻リスク(2)」というレポートがありますが、6社ほどの比較でこの2社がダントツで資金繰りリスクが高く、社債の格付けも#B+/ネガであり、今回の事は十分予想のされたことだったと言えるのではないでしょうか?ちなみ昨年の7月頃は2000円程度だったアーバンの株価は、このレポートが出た少し後まではまだ400円台をキープしていましたが、その後は急落しついに本日(14日)32円となり整理銘柄に指定されました。
 不動産市況はまだまだ回復には時間がかかり、マンションデベや建設会社の倒産はまだまだ続く事は間違いありません。






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