高田吉孝のブログ

国債残高と増税議論について思うこと

財務省は1月28日、2005年度予算案をもとに2008年までの財政状況の中期試算を衆議院予算委員会に提出しました。

その試算によると、新規国債発行額は、07年度には過去最悪だった04年度の36.6兆円を上回る39.6兆円に達し、08年度には40.6兆円と初めて40兆円の大台を突破する見通しとなっています。過去の発行分を含む08年度末の国債残高は04年度見込み(約505兆円)に比べ120兆円程度増え、625兆円に達するとなっています。

国の収入である税収が約40兆円程度なのに対し、支出(歳出)が約80兆円あるので、その穴埋めに新規国債だけで毎年約40兆、過去に発行した国債の償還と利払い用も合わせると170兆円程度の借換え債を発行しなければならないそうです。

ちなみに販売好調だった2004年の個人向け国債発行額(第5回〜第8回分計)は約6.5兆円でした。まだまだ発行額に占める割合は少ないですが、個人の国債人気と国の政策を考えると、益々その割合が増えていくのだろうと思います。

個人的にも個人向け国債は良い商品だとは思うものの、増え続ける国債残高と財政改革のすすまない状況をまのあたりにすると、悲観論者がいっている国債価格の暴落?(2008年問題)というのも少し心配になってしまいます。

そんな中、政府の税制調査会は早々と2006年度とそれ以降の税制改革について検討を始めたようです。今国会で審議する所得税・住民税の定率減税の半減に続く「廃止」や、第3のビールなどについての酒税の在り方や環境問題の他、消費税の増税も議論する方針のようです。

先の国債の発行状況からも財政破綻を防ぐためは消費税の増税も避けられないとは思いますが、私だけでなく多くの国民は増税の前にムダな歳出削減をやってからにして欲しいと感じているのではないでしょうか。


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