高田吉孝のブログ

「相続税の税務調査について」 〜相続税入門第30回〜 

1. いつどのようにして行われるのでしょう?

 通常、当事務所(FZC高松)のある四国では申告及び納付を行った後1〜2年くらいして税務署から「税務調査」の連絡がある場合があります。
「えっ!相続税も税務調査があるの?」と思われるかもしれません。通常、税務調査といえば、法人税や所得税を思い浮かべる場合が多いのですが、相続税にも税務調査があります。

 すべての申告に税務調査が行われることはないのですが、遺産総額が多額である場合などには行われることが多いようです。「なにも悪いことしてないのに、何故、税務調査があるの?」とおっしゃる方もいらっしゃいます。一部のニュースをご覧になり、税務調査=隠匿した財産がある場合行われると思っていらっしゃるようですね。これも、税務調査を受けたうえ、特に修正すべき事項なし、という結果になることもあるので、一概にはいえないようです。

 映画の「マルサの女」のイメージがあるのか、税務調査といえば「怖い」イメージを受ける方もいらっしゃるかと思います。いきなり税務職員が自宅に来る、ということは全くないわけではないのでしょうが、普通、事前に連絡があり日程を調整したうえで行われることが多いので安心してください。

2.税務調査ってどんなことをするの?

 また、税務調査の流れですが、午前中は故人の生い立ち・職歴や趣味などについて質問されることが多く、その質問の回答の中からも財産漏れはないかというような確認がなされます。(例えば、趣味がゴルフであれば、ゴルフ会員権はないのか等。)午後からは、主に申告した財産に関しての実体確認が行われます。申告書に添付した残高証明等のコピー類の現物確認や預金に関しては通帳などの確認が行われます。

こういった税務調査で何を調べられるかというと、次の2つがポイントです。

A.財産の申告漏れの有無
B.家族名義となっているが実は故人の財産であるものの有無

3.税務調査を上手に受けるコツってあるの?

 税務調査当日は、終日(お昼に1時間ほど休憩をとります)、様々な質問があると思われますが、相続税の税務調査では一般に法人や個人事業者でないため帳簿記録に乏しく、日が経つにつれ記憶があやふやなものもあるため、すべての質問に対して即答できないこともあるかと思います。必ずしも即答しなければならないわけではないと思われますので、不明な点については、後日、改めてご回答いただけます。落ち着いてご対応されることが肝要です。

(船井財産コンサルタンツ高松 教えて!美佳先生より転載)



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